初代 国助

新橋の駅前で古本市をやってるってんでウォーキングついでに行ってみる。

家を出て新橋に向けて歩きはじめると、どうしたって銀座を通らなきゃならない。

ついでだからと月刊誌を買いに刀屋さんへ寄る。

いつもの店員さんと何気ない会話。

会話をしながら刀を見る。

河内守藤原国助

1尺7寸の脇差

反り4分半

元幅1寸2厘

先幅7分半

重ね2分4厘

小板目が詰んで地沸つく

裏は板目に杢交じり。

小のたれに互の目交じる。

ガッシリとした感じの脇差。

二つ胴くらいいけるだろう。

小太刀術で使いたいな。

備前国住藤原二王清重

刀屋さんから展示即売会の招待状が届いたんで行ってきた。

店に入ると既に先客が数人。

外人もいた。

その外人がひどく気に入った鍔があったらしく、いやらしいくらい値切ってる。

酒人がいる間、ずっと値切り交渉をしてたんで店側も嫌な顔を露骨に出してたんだけどめげない。

強いハートだ。

下取り品も多い中、綺麗な刀が一振り。

下取り品って大概、粗悪なものが多いんだけど、これはなかなかの物。

銘には備前国住藤原二王清重と。

1尺3寸2分の脇差。

鎬造りで身幅広く大切先。

地鉄は柾目交じりの板目肌。

刃紋は二王と言ってるわりに尖り刃の交じる互の目乱れ。

非常に出来は良い。

が、何かな。

個人的感想だと偽名かも。

無銘だったら良かったんだけどな。

それも含めてかもしれないけど値段は32万。

外人じゃないけど値切ればもっと下がる可能性も。

買わないけど。

店員さんと二王について。

二王派も数多くいるんで個性も出るだろうと。

二玊と切るのもいるかと聞いたところ清貞に見たことはないという。

ただ意味は分からないがあっても可笑しくはないと。

銘には本人の思いもあるだろうから、わざと切ったのか傷としてついたのか?

調べようと思っても難しいもんだな。

いまだに現物の二玊って見たことないしな。

まだまだ未熟だ。

2億の刀

朝、女将が刀屋さんへ行かなくていいのかと言ってきた。

サウジの王様が日本刀を買っていったとニュースで見たらしい。

300万程度の刀じゃ興味なく2億する刀を買っていったと。

物の良し悪しじゃなく金額で買うってのが嫌らしい気がしないでもない。

刀の本質を理解してるのだろうか。

サウジの王様も以前から日本刀には興味を持っていてコレクションもしてるらしいが

金額先行で買われちゃうと何だかなって感じになる。

それに今時、2億の刀ってそんなにないんじゃないか。

まぁ、国宝級の物だったらあるんだろうけどね。

刀本来の価値と言うより歴史的付加価値が付いて2億ってことならあるだろう。

サウジの王様に日本の歴史的価値って関係あるのかな。

国宝級が海外に流れるのってどうなのって言ってる人もいるみたい。

酒人の個人的考えだと価値が分かるんだったら海外の人が持ってても良いとは思うけどね。

良さの分からない日本人が持ってるより刀にとっちゃ有難いだろう。

さて、金額的には低価格の我が名刀でも手入れしようかな。

個人的には2億円。

兼友

刀屋さんへ。

娘さんへ守り刀はどうかと。

兼友の短刀。

兼ってつくだけに美濃、関の小鍛冶。

8寸9分

大きく感じる。

棒樋を掻いている。

板目に柾。

大き目の互の目。

重ねは薄目。

白鞘だが拵えの良いのを作ってあげれば上品のになるだろう。

まぁ、金はないんでね。

見るだけ。

う~む。

国時

刀屋さんへ行くと地鉄のやけに明るい一振りが目に入る。

古延寿派の国時2尺2寸

磨り上げてあるが反りが高い太刀姿。

板目が良く錬れていて小杢交じって地景がはいり肌立つ。

地映りが鎬筋よりに立つ。

中直刃。

匂い深く小足よく入る。

帽子は大丸。

凄く姿のい刀。

全体的な明るさが他を圧倒してる。

すげぇ!

久しぶりに鳥肌が立った。

なかなかの拵えもついてる。

なかなかどころじゃないけど。

1400。

無理だけど欲しいねぇ。